エリザベス女王ら利用、京都の老舗料亭に高級ホテル 英大手が24年中に開業

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高級ホテルが開業する予定の「岡崎つる家」(IHGホテル&リゾーツ提供)

 インターコンチネンタルホテルなどを展開する英ホテル大手、IHGホテルズ&リゾーツは10日、京都市左京区の老舗料亭「岡崎つる家」に新しい高級ホテル「リージェント京都」を2024年中に開業すると発表した。

 「リージェント」は京都初進出のホテルブランド。老朽化が進む本館をホテルに改修し、86室の客室を設ける。岡崎つる家は敷地内に新築する別棟で営業を継続する予定。

 岡崎つる家は、1928(昭和3)年の昭和天皇の即位大礼に合わせて、京都を訪れる賓客の滞在のために開店した。「和の迎賓館」として歴史を刻み、エリザベス英女王やブッシュ(父)米大統領ら世界各国の皇族や政財界の重鎮らが利用してきた。店は今年4月から休業している。

 岡崎つる家の出崎康二主人は「建物の老朽化が最大の理由。新型コロナウイルスで飲食や宴会の在り方が大きく変わる中、新しい顧客を取り込む必要もある」と話した。

 京都市内では、料亭「山荘京大和」(東山区)の敷地内で2019年10月にホテル「パークハイアット京都」が開業するなど、老舗料亭と海外のラグジュアリー(豪華)ホテルが組むケースが目立っている。