元「モーニング娘。」の市井紗耶香氏（３７）が１０日に国会内で開いた会見で、来年の参院選に立憲民主党の比例代表公認で出馬することを正式に表明した。
市井氏は２年前の参院選で落選した後、立民つながる本部コーディネーターとして活動してきた。来年の参院選出馬をめぐっては、立民支持者から好意的に受け入れられる反面、政治と無関係な芸能界からの再チャレンジに「知名度だけで立候補するのはおかしい」と反発の声がネット上に書き込まれている。
市井氏は質問に対し「私がまた再び（参院選に）挑戦していくのか。その理由は、あきらめる理由がないからです」と立候補の決意を話すとこう述べた。
「私自身、２年前に参議院選挙に挑戦して、政治と生活は切っても切り離せない大切なものがあることに気付きました。なので、その部分（知名度での出馬）に関しては、乗り越えるだけの実行と実現をしていきたいと思っています」
来年の参院選では、元「ＳＰＥＥＤ」メンバーの今井絵理子参院議員（３７）が、自民党から比例代表候補者としてすでに公認を受け、再選を目指している。同じ国民的なアイドルグループ出身者として、今井氏を意識しているのか。
「今井さんは、同じ時期に重なるということですけど、私は自分のことをまずは一つ一つ実現、実行していく、その気持ちだけで意識はしていません」
市井氏は秋の衆院選でも立民の候補者を応援していく方針。「〝空中戦〟だけではなく、全国各地をまわり、有権者の声を聞いて選挙戦に生かしていきたいと思います」と意気込みを語った。
