【新日本】CHAOSがLIJ返り討ちで6人タッグ王座V9 IWGPタッグとの2冠に弾み

内藤哲也を合体技で攻める後藤洋央紀(左)とYOSHI-HASHI(右)

新日本プロレス10日の横浜武道館大会で、NEVER無差別級6人タッグ王者の後藤洋央紀(42)、YOSHI―HASHI(39)、石井智宏(45)組が、内藤哲也(39)、SANADA(33)、BUSHI(38)組の挑戦を退け9度目の防衛に成功した。

同王座の連続最多防衛記録を更新中の絶対王者は、30分過ぎに石井が集中砲火を浴びて窮地に陥った。内藤のコリエンド式デスティーノからBUSHIのMXを浴びて万事休すかと思われたが、ここは後藤が間一髪でカットに入る。

さらにテリブレもカウント2で返して粘る石井に、後藤とYOSHI―HASHIが援護に訪れる。石井は2人の合体技GYRのアシストを受けると、BUSHIにスライディングラリアートを決めて一気に逆転。最後は垂直落下式ブレーンバスターで激闘に終止符を打ち、6月後楽園大会の雪辱を狙っていたLIJの3人を返り討ちにした。

9月5日埼玉メットライフドーム大会では後藤とYOSHI―HASHIがIWGPタッグ王座(現王者はタイチ、ザックセイバーJr.組)に3WAYマッチ(もう1組の挑戦者は内藤、SANADA組)で挑戦する。〝2冠〟に弾みをつけたYOSHI―HASHIは「IWGPタッグのベルトをいただくときは一瞬、そしてこのNEVER6人タッグのベルトを防衛するのは永遠だ!」と豪語。後藤も「前人未到の9連覇。俺らの伝説はこんなもんじゃないから。次はヘビーのタッグ、取るぞ。俺らの底力はまだまだこんなもんじゃねえよって」と、自信をのぞかせていた。

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