本県最低賃金最高821円 過去最大28円上げ 地方審答申

 宮崎地方最低賃金審議会(松岡優子会長)は10日、本県の最低賃金を現在の793円から28円引き上げ、現行の時間額方式となった2002年度以降で最高の821円とするよう宮崎労働局の田中大介局長に答申した。引き上げ額は19年度と並び過去最大。新型コロナウイルス禍の影響を受けている使用者側の実情を考慮し、事業継続や雇用維持に向けた支援策強化を国に求める付帯決議を付けた。新たな最低賃金は最短で10月6日から適用される見通し。

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