サッカー選手やYouTuberを退け、小学生がなりたい職業第1位に輝いたのは?

TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月~金曜7:00~)。7月28日(水)放送の「フラトピ!」では、“小学生がなりたい職業ランキング”を取り上げました。

◆小学生の憧れの職業はYouTuberではなく…

東京オリンピックは連日メダルラッシュに沸いていますが、その傍らで先日、「国際数学オリンピック」が開催され、日本代表の高校生6人が全員メダルを獲得。数学の才能に溢れる若者たちも世界を舞台に活躍しました。

そんななか、さらに若い世代で「天才数学3兄弟」と呼ばれる兄弟がいます。それは、高橋洋翔くん(14歳)、海翔くん(10歳)、湊翔くん(8歳)からなる3兄弟で、彼らは全員10歳未満で超難関の数学検定に合格。

なかでも長男の洋翔くんは、ソフトバンクグループの孫正義社長が若き才能を支援するために設立した「孫正義育英財団」の3期生で、2歳のときに数学に興味を持ち、3歳のときには中学校で学ぶ素因数分解を暗算で解けるレベルに。そして、合格率わずか5.7%の数学検定1級に当時史上最年少で合格。現在は、中学2年生にして東大の対策本で学び、代数幾何学の世界的数学者・飯高茂学習院大学名誉教授と共同研究をするほど。

一方、次男の小学5年生・海翔くんは将来プログラマーになるのが夢で「数学を勉強しているのは、プログラムを作るのに必要だから」と心の内を明かします。

実は今、彼のようにプログラマーになりたい子どもが多く、「子どもたちの将来なりたい職業ランキング(男子)」では、サッカー選手(3位)、YouTuber(2位)を退け、「ゲームクリエイター・プログラマー」が第1位にランクイン。なお、女子は1位に芸能人、2位が漫画家・アニメーター・イラストレーター、3位がパティシエとなっています。

このランキングに対し、ゲーム関連で起業した作家で起業家の小幡和輝さんは、「インドアの時代がきた」と目を輝かせます。そして、「これまでは野球選手やサッカー選手が上位だったが、(プログラマーが)かっこいいと思える職業になってきたのはすごくうれしい」と笑顔をのぞかせ、高橋兄弟のような存在が将来の子どもたちの憧れになることで、プログラマーやゲームクリエイターがさらに注目を集めるのではないかと期待します。

しかし、日本は高橋兄弟のような特別な才能を持った子どもに対し「学校がどう対応するのか」と危惧する小幡さん。「学校で学ぶものを遥かに超えたものをやっているはずなので、学校を嫌いになったり、通いたくなくなったりしないよう周りがうまく対応してもらいたい」と望みます。

また、臨床心理士のみたらし加奈さんは、特に子どもの発達段階は外界からの刺激を受けやすいため「いろいろなことを吸収できるような環境づくりを大人たちがしていかなくてはいけない」と注意を促します。

そして、今回高橋兄弟を取材したキャスターの田中陽南は「やはり親のあり方が大切。子どもだからここまでしかできない、子どもだからやらせるのではなく、制限しないで(自由に)やらせることが大事だと思った」と話していました。

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<番組概要>
番組名:堀潤モーニングFLAG
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 「エムキャス」でも同時配信
キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/morning_flag/
番組Twitter:@morning_flag

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