【10日】長崎県内9市町 27人コロナ感染 島原の保育園でクラスター

10日発表の市町別感染者数(左)、新型コロナウイルス感染者の入院状況(9日午後7時現在)

 長崎県などは10日、県内8市1町で計27人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。島原市の保育園で計6人のクラスター(感染者集団)が発生。また、既にクラスターを確認している県立西陵高の部活動では新たに生徒3人が陽性となり、計10人に拡大した。
 島原市の保育園は9日までに公表された4人に加え、新たに保育士1人と園児1人の陽性を確認。陽性者6人には同園の学童保育に通う小学生1人も含まれる。園児51人と職員21人、小学生5人の全77人の検査を既に終えている。
 長崎市は新規感染者12人中6人の感染経路が分かっていない。うち1人は県水産部に所属する50代男性の県職員で、県人事課によると、2週間以内の県外移動などはなく県民と接する業務はない。同市では12人のほか、県外陽性者と接触があり県外で検査した1人も市内へ帰省後に陽性が判明した。
 佐世保市は2人で、40代男性会社員の感染経路が分からない。長崎、佐世保両市以外では13人中3人が経路不明の初発事例で、熊本県在住の10代男子学生は滞在していた五島市で発熱などがあり陽性となった。帰省ではないという。

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