日本の絶品ラーメンが集結!「新横浜ラーメン博物館」

ラーメン好きの楽園「新横浜ラーメン博物館」

「日本でラーメンを食べたい!」と考えている訪日観光客の方に、ぜひ訪れてほしい施設があります。その名も「新横浜ラーメン博物館」。

通称「ラー博」と呼ばれる、全国の有名ラーメン店が出店するフードテーマパークです。北海道や九州の名店も出店しています! 本記事では、「新横浜ラーメン博物館」で人気のラーメンや、雰囲気たっぷりの館内について紹介します。

オススメのラーメン店2軒

新横浜ラーメン博物館は、1Fがギャラリーやミュージアムショップ、地下1Fと地下2Fにラーメン店という構成になっていて、8店舗のラーメン店が出店しています(2019年7月時点)。とくに人気が高いラーメン店がこれから紹介する2軒です。

ラーメンを食べ比べるときは、小さめのサイズの「ミニラーメン」を注文するとよいでしょう。ミニラーメンは、一般的なラーメンの約5分の3と小さめで、食べ比べにぴったりのサイズ。ミニラーメンなら女性や子どもでも2〜3杯は食べられます。

新横浜ラーメン博物館では、すべての店舗でミニラーメンが選べるようになっています。

1. 「八ちゃんラーメン」(福岡県・福岡市)

1店舗目は、とんこつラーメン激戦エリアの福岡県にある「八ちゃんラーメン」です。

1968年に福岡で創業し、50年間本店だけ、夜21:00〜深夜2:30という短時間の営業を貫いています。店のHPもありません。まさに、知る人ぞ知るとんこつラーメンの名店なのです。

新横浜ラーメン博物館スタッフは、なんと25年前から出店交渉をしていたといいます。「支店は出さない」と断る店主に何度も交渉を重ね、2019年3月、ついに出店を実現させました。

八ちゃんラーメン側は、東京オリンピックや訪日観光客の増加などを見込んで、出店にチャレンジすると決意したそうです。

超濃厚なとんこつスープが魅力

八ちゃんラーメンの魅力は、大量の豚骨を使った濃厚とんこつスープ。専用の鍋を使用し、高い火力で豚の骨がとけるほど長時間煮んだスープは、とんこつの旨みがギュッと凝縮。豚の臭みはなく濃厚な味わいです。

スープのおいしさを存分に味わえるようにと、具材は青ネギとチャーシューだけ。実際に食べてみると非常に濃厚なので、ラーメン巡りをするときは比較的お腹に余裕のある最初に行っておくのがオススメです。

テーブルには、ラーメンに加えるための紅ショウガやおろしにんにく、ラーメン醤油などの調味料があります。とくに、紅ショウガはさっぱりとした風味が加わり、また違ったおいしさに。ぜひ調味料を加えて、味の変化を楽しみましょう。

八ちゃんラーメン:http://www.raumen.co.jp/shop/hacchanramen.html

2. 「利尻らーめん味楽」(北海道・利尻島)

2店舗目は、北海道の「利尻らーめん味楽」です。本店は、新横浜ラーメン博物館のある新横浜から飛行機とフェリーを乗り継いで8時間かかる、北海道の利尻島にあります。

本店の営業時間はたったの2時間半だけ。そんな希少価値の高いラーメンが、ラー博に行けば味わえるのです。

利尻昆布のだしを使った絶品スープ

看板メニューは「焼き醤油ラーメン」。このラーメンを求めて新横浜ラーメン博物館を訪れる人も多くいます。

人気の秘密は利尻産の昆布のだしを使用したスープ。利尻昆布からとる薄い塩味の上品なだしは、京都や大阪の高級料亭でも使用されています。その利尻昆布のだしと、とんこつや鶏ガラのスープ、中華鍋でこがした醤油で作られるスープは絶品。

黒みがかったスープは、上品ながら濃厚な味でくどさは感じません。もちもちの麺との相性も抜群で、あっという間に完食してしまいました。

オススメのトッピングはとろろ昆布(100円)です。こちらも利尻昆布からつくられており、濃い目のスープのアクセントになります。

利尻らーめん味楽:http://www.raumen.co.jp/shop/rishiri.html

昭和レトロな館内を見てまわろう

新横浜ラーメン博物館ではおいしいラーメンだけでなく、昭和の日本をイメージしたレトロな内装や駄菓子店、手品や紙芝居などをしている大道芸スペースも見どころです。

ラーメン店が混んでいるときや、ラーメンを食べた後に施設内を歩くのもよいでしょう。

内観は、日本が誇る世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」が生まれた、1958年の夕暮れ時の日本の街をイメージして作られています。

天井は夕焼け空を模していて、映画館や路地裏、銭湯といったひと昔前の日本を感じられるオブジェがたくさん。館内を歩くとタイムスリップしたような気分になれます。

街にあるポスターや看板は、細かい部分までつくり込まれているので、SNS映えする写真が撮れそうです!

レトロな駄菓子「夕焼け商店」は必見!

ここで要チェックなのが、レトロな雰囲気の「夕焼け商店」という駄菓子店。

ラーメンを使ったお菓子「ベビースターラーメン」やスルメイカの巨大なお菓子「お札焼かま」が売られています。値段は数十円からとお手頃です。

運がよければ愉快なおじさん店長に会えます。100円のおつりを「100万円のおつりです」と言いながら渡してくれるジョークで人気です。

英語を使ったギャグも多く飛び出し、日本語を分からなくても問題ありません。ラーメン巡りの合間に、ぜひ立ち寄ってみてください。

夕焼け商店:http://www.raumen.co.jp/floor/dagashi.html

「新横浜ラーメン博物館」へのアクセス

新横浜ラーメン博物館の最寄駅は横浜市営地下鉄の新横浜駅。8番出口から徒歩1分です。

JR新横浜駅からの行き方は、上の動画でわかりやすく紹介してあるので、ぜひご覧ください。

1日入場券:大人 (中学生以上)380円/小人 (小学生)100円/シニア (60歳以上)100円

In cooperation with 新横浜ラーメン博物館

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