マジョルカ入り確実の久保建英にRマドリードが新たな契約条項を検討

久保建英

今季スペイン1部マジョルカでプレーすることが確実になったMF久保建英(20)について所属元のレアル・マドリード側は久保のため、2つの条項を加えると同国メディア「デフェンサセントラル」が伝えている。

久保は昨季にビリャレアルでシーズンインするも徐々に出場機会を失うと、1月にはヘタフェへの移籍を決断。ただ、思うような出番は得られなかった。同メディアによると、Rマドリードは再び同じような事態が起きるのを避けるため、マジョルカへレンタルさせる契約書に2つの〝条件〟を明記するという。

一つは出場試合数の確保だ。同メディアは「クラブに近い情報源によれば、一つ目は久保がプレーする試合数に関係している。そしてRマドリードは最小限(の試合出場)を課すつもりだ」とし、二つ目は「久保がプレーしていないことを確認した場合、または日本人がチームに不安を感じている場合は、別のクラブに移籍させることを許可する」という。

Rマドリードは昨季途中に久保をビリャレアルからヘタフェに移籍させる際、各クラブとの交渉に奔走したが、契約に加えることで、冬の移籍市場ではスムーズにチームを替えることが可能となるわけだ。

久保自身も将来Rマドリードでプレーするために、現在は機会を何よりも重視していることから新たな条項が追加されるわけだが、まずは東京五輪では1次リーグ3試合連続ゴールを決めたように、今季こそレンタル先で大活躍し、レギュラー定着を実現させたいところだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社