河野担当相、アストラ製ワクチンを沖縄に100回分配分 16日から

 【東京】河野太郎沖縄担当相は10日の閣議後会見で、新型コロナウイルス対策として、沖縄に英アストラゼネカ製のワクチンを100回分重点配分すると明らかにした。配分は16日から。河野氏は、緊急事態宣言が発令中の沖縄を含む6都府県に200万回分を優先配分する考えを示していたが、初回配分は5万2800回分にとどまるという。

 アストラゼネカ製ワクチンについては、玉城デニー知事が4日の会見で、事業者からの希望がなかったことなどを理由に少量を希望する方針を示していた。

 河野氏は、県からの希望量が100回分にとどまる点について「検討いただいた分で、今後、それぞれの都府県でさらに検討されて追加分が来るということもあり得る」と述べた。

 また、23日からはアレルギーが原因でファイザーやモデルナ製が打てなかった人や海外で1回しか接種していない希望者を対象にアストラゼネカ製を追加配分する考えも明らかにした。

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