3番の織茂秀喜が6打数5安打6打点の大暴れ
第103回全国高校野球選手権は11日、第2日目を行い、松商学園（長野）が高岡商（富山）を17-4で破り2回戦に進出した。4年ぶり37回目の出場となる同校はこれで「大正」「昭和」「平成」「令和」の元号のもとで勝利を挙げ、選手権史上初の“4元号勝利”を記録した。
松商学園は、初回から打線が爆発し4点を奪うと2回にも3得点。3回には斎藤優也一塁手（3年）の右越2ランなどで着々と加点し、突き放した。3番の織茂秀喜外野手（3年）は長短打含む3本のタイムリーを放ち6打数5安打6打点の活躍を見せた。
1922（大正11）年の第8回大会で松本商として4強入りするなど、大会の黎明期から長い歴史を重ねてきた古豪。出場37回は北海（南北海道）に次ぐ全国2位だ。今大会では米子東（鳥取）、静岡にも4元号勝利の可能性があったが、10日の1回戦で敗退、今後も北海、高松商（香川）に達成の期待がかかる。（羽鳥慶太 / Keita Hatori）
