【新型コロナ】11日の県所管域 過去最多の359人感染 3人が中等症 デルタ株も最多

神奈川県庁

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は11日、県所管域で新たに10歳未満~90代の男女359人の感染が確認されたと発表した。県所管域で1日としての発表人数は6日の343人を上回り過去最多。3人が中等症、356人が軽症または無症状で、226人の感染経路が不明という。

 年代別の内訳は、20代が81人、40代73人、10代56人、50代52人、30代50人、60代23人、10歳未満16人、80代4人、70代3人、90代1人。

 クラスター(感染者集団)関連では、県鎌倉保健福祉事務所管内の障害者支援施設で新たに入所者4人の陽性が判明し、感染者は12人となった。専修大学伊勢原体育寮のラグビー部では新たに男子部員1人の感染が確認され、感染者は12人となった。
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 県は11日、県内で既に公表されている新型コロナ感染者のうち、1740人がインド由来のデルタ株に感染していた疑いがあると発表した。1日としてのデルタ株発表人数は6日の978人を上回り過去最多。直近週(2~8日)のデルタ株転換率は82.5%で、県担当者は80%を超えたことに「これまでの変異株でも突出して早い。あらためて感染力の強さを痛感している」と話している。

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