〈コロナワクチン〉今後の接種予定変更 23~49歳、終了1週間遅れに 上越市 23~49歳はモデルナ社製へ

 上越市は11日、国から県への新型コロナウイルスワクチン供給減(ファイザー社製)を踏まえ、今後の接種日程の変更などを発表した。

新型コロナウイルスワクチン接種の計画変更などについて説明する同市健康子育て部の大山仁部長(中央)ら(11日、市役所)

 県からのワクチン供給制限が10日に示され、市へ9月中に予定されていたワクチン供給量が21箱(2万4570回分)から2箱(2340回分)に減少したため、接種計画の見直しを行う。

 23~49歳(約9600人)が対象の集団接種に関し、使用するワクチンをモデルナ社製に変更。このため2回目の接種日が当初の予定より1週間遅くなる。ワクチン変更に伴い現在、ユートピアくびき希望館に設置している大規模接種センターを28日から上越総合病院に移行。この年齢層の集団接種は大規模接種センターでの接種として行われる。日時の指定など案内は16日に送付予定。

 50~64歳(約6000人)が対象の集団接種は、当初の予定通りファイザー社製ワクチンを使用。日程や会場の変更はない。

 年代ごとの接種日と会場は次の通り。

 ▽50~64歳 1回目8月21、22日 2回目9月11、12日 

 会場は上越文化会館、上越地域医療センター病院、上越総合病院

 ▽40~49歳 1回目8月28、29日 2回目9月25、26日

 ▽30~39歳 1回目9月4、5日 2回目10月2、3日

 ▽23~29歳 1回目9月11日 2回目10月9日

 会場は上越総合病院(大規模接種センター)

 委託医療機関での個別接種は、ファイザー社製ワクチンの供給が制限されているため、18歳以上を対象とした9月以降の新規予約を一時見合わせる。予約済み、および12~17歳は引き続き接種が可能。

 全年齢への接種終了後に予定していた、それまで接種を受けていない人らを対象にした「おさらい接種」は実施せず、ワクチン供給状況により再度計画するとした。

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