〝張本失言〟でTBS「サンデーモーニング打ち切り説」加速 コア視聴率低迷に追い打ち

張本勲氏の発言で番組危うし?

ボクシング界から野球評論家の張本勲氏(81)に「喝!」だ。

張本氏は8日に放送されたTBS系「サンデーモーニング」に出演。東京五輪のボクシング女子フェザー級で金メダルを獲得した入江聖奈に言及した際に「女性でも殴り合いが好きな人いるんだね」「嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合ってね。こんな競技、好きな人がいるんだ」などとコメントした。

日本ボクシング連盟の内田貞信会長(47)は同番組に抗議文を送ったことを明かした上で「私も大好きな番組でよく見ている。ボクシングを愛している方々のため、女性のボクサーのためにも誤解されたくないと思って抗議文を出した。(張本氏に)もう少し理解を持って見ていただきたいと思っている」と説明。

続けて「入江選手にしても(女子フライ級銅メダルの)並木(月海)選手にしても、礼儀正しく気配りできる人格を持った選手。誰に対しても模範となるような女性ですので、ボクシングへの理解をしていただいてサンデーモーニングさん、張本さんにはスポーツの楽しさや価値観を伝えていただけるように要望したい」と切実に訴えた。

これにより、加速するのがサンモニの打ち切り説だ。毎回、平均世帯視聴率15%前後の人気番組だが、TBS内では危うい立場に立たされている。「世帯、個人視聴率とも良いのですが、問題となっているのはコア視聴率。これがかなり悪い。現在、TBSはもちろんテレビ局はコア視聴率を最重要指標としている。サンモニも世間的には高視聴率というイメージですが、局内では何度も打ち切りがささやかれているのです」(TBS関係者)

コア視聴率とは子供から49歳までの男女が対象。広告効果が高い層とされている。「サンモニの主な視聴者層は高齢者なので、コアが上がる気配は全くない。今回だけではなく、さまざまな問題を起こしており、早ければ来春の改編期で終わってもおかしくない」(同)

ここ最近、長寿番組が終わっているのは、コア視聴率の低さが大きな原因。サンモニも同じ道をたどるのか。

© 株式会社東京スポーツ新聞社