星野仙一監督に涙の金メダル報告 北京五輪で“落球”のG.G.佐藤「見てくれましたか?」

星野監督に金メダルを報告したG.G.佐藤

元プロ野球選手で現在はユーチューバーとしても活躍するプロ野球解説者のG.G.佐藤(43)が北京五輪で代表監督を務めた星野仙一さんの墓前で「涙の金メダル報告」を済ませた。

G.G.佐藤といえば北京五輪での「落球」が強く印象に残っているが、先日に閉幕した東京五輪では、侍ジャパンが佐藤氏の無念を払拭する金メダルを獲得。その快挙を星野さんに報告に出向いたという経緯があった。

11日に自身のユーチューブチャンネル「トラバースTV」でタイトル「悲願達成から2日…星野仙一監督へ涙の金メダル報告」で動画を更新。東京から4時間かけて、愛知県にある星野監督の記念碑の前に立った。

まずG.G.佐藤は深く一礼し、大きく「夢」と刻まれている記念碑に向かい「確かに闘将でしたね」と感慨深そうな表情を浮かべた。

花を手向け、水で碑を清めると「星野監督、本当にありがとうございました」と手を合わせ、「ここにも刻まれている『夢』。侍ジャパンがかなえてくれました。金メダルを獲ってくれました。監督、僕たちの夢だった金メダル。稲葉監督、田中のマー君も、監督の思いを背負って戦ってくれました。見てくれましたか? 世界一です。ありがとうございました」と報告。

そして「監督のこと、怖いと言って、本当にすいませんでした。北京五輪の時に監督からいただいた熱い思いを忘れず、野球界、自分自身のために頑張ります。本当にありがとうございました」と涙で声を震わせた。

だが、ユニークキャラのG.G.佐藤はオチも忘れず、最後には自作の金メダルを自分に掛けて、星野さんに見せびらかした。今後も明るいキャラで球界を盛り上げてくれそうだ。

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