水森かおりが“ご当地じゃないソング”を発売「いままで聴いてきた方には衝撃的かも」

渋沢栄一をモチーフにしたキャラクター・しぶさわくん(左)と水森かおり

演歌歌手・水森かおり(47)が11日、東京・北区の「渋沢×北区 青天を衝け 大河ドラマ館」の一日館長を務めた。

ドラマ館がある飛鳥山は、大河の主人公・渋沢栄一が亡くなるまで約30年間住んでいた場所。北区出身で2008年から「北区アンバサダー」を務めている水森は「小さいころから渋沢栄一さんの話は聞かされていたし、ここはランドセルを持って暗くなるまで遊んでいたところ。なじみのある場所で感慨深い」と話した。

03年から昨年まで18回連続でNHK紅白歌合戦に出場している。「出場できるようにこれからも頑張りたいというのはもちろんですが、選ばれるようなことがあれば、この大河(青天を衝け)のこともあるので、(渋沢役の)吉沢亮さんと共演できたらうれしいですね」と語った。

1月に宮城県大崎市の峡谷を題材にしたシングル「鳴子峡」を発売。“ご当地ソングの女王”として、今年は同曲を中心に歌っている。

来月にはご当地ソングではないシングル「笑顔でいようね」をリリースする。水森は「若い作家の方とユーチューブで一緒になった時に、コラボしようという話になった。いままでのご当地ソングを歌っている水森かおりを聴いてきた方にとっては衝撃的な作品かも」と笑みを見せた。

コロナ禍でユーチューブチャンネルを開設した。音楽関係者は「コンサートができなくなった昨年から、ユーチューブを始める演歌歌手は増えました。当初はそれほど乗り気ではなかった歌手もいましたが、いまではユーチューブをきっかけに新しい歌、音楽、舞踊など幅を広げていく歌手は多い」。

水森も「いろいろな人と一緒になるので刺激になる」と話していたが、この新曲をきっかけに新たな世界が広がっていくかもしれない。

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