大谷翔平の契約に注目集まる 米CBSスポーツ「年俸が能力に反映するのは時間の問題」

大谷翔平(ロイター=USA-TODAY)

エンゼルスの大谷翔平投手(27)は二刀流として歴史的なシーズンを送っている。1918年のベーブ・ルース以来の「2桁勝利&2桁本塁打」まで残り4勝と偉業達成が見えてきた。メジャートップの37本塁打、リーグ4位の82打点で2冠も視野に入っている。米CBSスポーツ(電子版)は「大谷の契約・二刀流の逸材がFAになった時」と題したコラムを掲載した。

同電子版はエンゼルス以外のファンが大谷について最も興味ある話題の一つは「いつFAになるのか」だと指摘。大谷は2023年のシーズン終了後にFAとなり、全球団と交渉可能になる。しかし、エンゼルスはそれまでに現在の契約を破棄して新たに大型契約を結ぶことが可能だ。

大谷の年俸は今季が300万ドル(約3億3000万円)で、来季が550万ドル(約6億1000万円)と超格安。年俸調停の権利を手にする23年の年譜額は決まっていない。大きな故障をすることなく今季と同等の成績を続ければ、どこまで上がるか。FA後の平均年俸は3000万ドル(約33億円)以上は間違いとする米メディアが多い。

同電子版によれば、エンゼルスの今季の年俸総額は約1億8200万ドル(約201億円)だが、マイク・トラウト外野手(30)とアンソニー・レンドン内野手(31)の二人だけで約7500万ドル(約億円)に上る。

仮に23年から大谷に年俸3000万ドルを払うとすれば、3人で1億500万ドル(約115億5000万円)となる。エンゼルスが23年も合計年俸を今年と同額に抑えるなら、この3人で60%を占める計算だ。

同電子版は「物事がどう進むか知るのは時期尚早だが、時計は刻々と過ぎていく。大谷の年俸が能力に反映するのは時間の問題だ」と大型契約を手にするのは確実と結論付けた。

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