八嶋智人が「ラジエーションハウスⅡ」にレギュラー出演。「“『月9』に出るんだよ”って、人にも言いやすいんです(笑)」

八嶋智人が、フジテレビ系で10月クールに放送される、窪田正孝主演の連続ドラマ「ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~」(月曜午後9:00、開始日未定)に出演することが分かった。

本作の原作は、現在「グランドジャンプ」(集英社)で連載中の同名コミック。2016年6月から10巻まで発刊しているコミックスの数は、シリーズ累計160万部(紙+電子)を突破している人気作だ。レントゲンやCT(コンピューター断層診断)で“視えない病”を診つけ出し、“縁の下のヒーロー”とも称される診断放射線技師たちの活躍を描く。

八嶋が演じるのは、天才放射線技師・五十嵐唯織(窪田)と同じく、甘春総合病院の放射線技師として働く田中福男。八嶋が「月9」ドラマにレギュラー出演するのは、「HERO」の第2シリーズ以来、実に7年ぶりとなる。数々の職を転々としてから放射線技師になった田中は、見栄っ張りで小心者の中年男だ。

八嶋は「『月9』というのは、僕ら世代にとっては、カッコイイ男の人とカッコイイ女の人が出てきて恋愛をする、という枠なんです! なので、『HERO』に出させていただいた時、“月9でやらなくてもいいんじゃないか?”という違和感がありました(笑)。もちろん、木村拓哉さんというスーパースターがいらっしゃって…ということですが、あれがきっかけで、“恋愛がストーリーの主軸じゃなくてもいい”という流れを鈴木(雅之)監督が作られたのはすごいことだと思います」と思い入れたっぷり。

そしてそんな久々の「月9」出演に「僕のような者でも、こうして『月9』に帰ってくることができるようになったんだという思いもあるので、とても感謝しています。『月9』は枠としての魅力があって、自分には無縁の枠だとも思っていたので、出られるのは本当にうれしいんです! あと“『月9』に出るんだよ”って、人にも言いやすいんです(笑)」と喜んでいる。

人工知能を使った読影補助ソフトの開発プロジェクトに誘われた唯織は、渡米を決意し、甘春総合病院の仲間たちに別れを告げた。放射線科医・甘春杏(本田翼)はそんな唯織に「あなたが手出しできないくらい優秀な放射線科医になってみせます。だから…必ず戻ってきてください」と約束。

その約束から2年後。プロジェクトが一段落した唯織は日本に帰国し、甘春総合病院への復帰を望んでいた。だが、甘春総合病院は、院長だった大森渚(和久井映見)の後を引き継いだ新院長の灰島将人が病院の合理化を実施。「放射線科医はいらない」と言いだし、読影はすべて外部の「遠隔画像診断センター」に委託してしまう。それに伴いラジエーションハウスも規模が縮小され、黒羽たまき(山口紗弥加)、軒下吾郎(浜野謙太)、威能圭(丸山智己)、悠木倫(矢野聖人)は、甘春総合病院を辞め、それぞれ別の病院などに転職していた。そんなある日、バイオリニストの宝生真凛がリサイタル中に倒れるという事態が起きる。

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