元EXOクリス、中国で3~10年服役後に8年懲役可能性 米女性も性被害訴えで

韓国のアイドルグループ「EXO」の元メンバーであるクリス(30・中国名・吳亦凡)が未成年者への性暴行の疑いで、中国公安に逮捕されたなか、今度は米国でも被害を受けたという女性が表れた。

Chinese in LAなど外信によると10日、「米国ロサンゼルス(LA)に居住している中国人留学生Aさんが、最近現地の法律事務所を訪ね、クリスに対する訴訟提起の意思を明らかにした」とされ、「未成年者だった数年前にクリスに性的暴行をされたと主張している」と報じた。韓国各紙も報じた。

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Aさんの主張によると、二人は2016年にLAで行われたファンミーティング現場で初めて会った。当時Aさんは18歳に満たない未成年者だった。ソーシャルメディアのアカウントを交換した二人は、連絡を取り合い、しばらくしてAさんはクリス側が招待にしたパーティーに参加することになった。現場では、正体不明の白い錠剤が行き交い、Aさんは精神を失ったという。

Aさん側は「しばらく後に気がついたら私はクリスのベッドの上に横たわっていた。彼トップスターだったので、真実を明らかにする勇気が出なかった」とし「密かに行われたパーティーだったので開始前に携帯電話が没収された。写真や動画が流出するのを防ぐためだった。実質的な証拠は残っていない」と述べた。それとともに「他の被害者がいる可能性がある。(被害者は)共同起訴に参加してほしい」と付け加えた。

先にクリスは、未成年者性暴行疑惑を受けて拘束された。北京公安局朝陽支局は先月31日、クリスの逮捕を発表。中国における未成年者への性暴行は死刑を宣告することができるほどの重罪であり、最低でも3~10年の懲役刑を受ける可能性が有力視されている。

韓国のXスポーツニュース紙は、「米国で18歳未満の未成年者との関係を結べば、最高8年まで宣告が可能であり、高額の賠償金も甘受しなければならず、クリスの場合、中国で服役した後、米国に引き渡され、訴訟を受ける可能性がある状況」であると伝えている。

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