巨人・大竹が〝60%〟で圧巻の4連続奪三振! 原監督も驚嘆「100%だったら…」

シート打撃に登板した大竹寛投手

コンディション不良のため、ファームで調整を続けていた大竹寛投手(38)が12日、東京ドームで行われた一軍の全体練習のシート打撃に登板した。

ケガの影響で開幕直後の3月31日に抹消となり、今季はここまで登板したのは3試合。プロ20年目の右腕にとっては不本意なシーズンとなっているが、原監督ら首脳陣、チームメートが見守る中で圧巻の投球を披露した。

打者との対戦はすべて1ストライクからのスタートで、投手側に有利ではあったが、第一線で活躍する北村、亀井、丸、岡本和から4者連続で三振を奪ってみせた。大竹は「自分でも思っていたよりもいいボールがいっていたと思います。これからもしっかり状態を上げてチームの力になれるように頑張ります」と力を込めた。

緊張感あるマウンドで見せた快投に、表情を緩めまくったのが原監督だ。指揮官によれば「寛ちゃん、今日俺に『(状態は)60%』だって言った」そうで「あれで『60%』だったら、100%だとどんなピッチャーになるんだろうな。楽しみにしているんだけど」と笑顔が止まらなかった。

今後はもうしばらくファームで調整する見込みだが、〝癒し系キャラ〟で後輩からも慕われる「ブルペンのオアシス」の完全復活が待たれる。

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