吉沢亮主演「青天を衝け」の舞台は明治時代に突入! 新キャスト13人が発表

吉沢亮が主演を務める、NHK総合ほかで放送中の大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8:00ほか)の新キャストとして、イッセー尾形、中村芝翫ら13人の出演が発表された。

同作は、約500の企業を育て、約600の社会公共事業に関わった「日本資本主義の父」として知られ、新しい一万円札の顔としても注目が集まる渋沢栄一が主人公。幕末に農民の子として生まれた栄一(吉沢)が、倒幕の志士を目指しながら幕臣となり、維新後は新政府に仕官。後に下野し、実業家として銀行などさまざまな産業を興し、近代日本の礎を築く姿が描かれる。脚本は、同局連続テレビ小説「あさが来た」などで知られる大森美香氏が手掛けている。

物語はいよいよ明治時代へ。パリから帰国した栄一は、静岡で隠棲(いんせい)する徳川慶喜(草彅剛)と再会し、そばで支えることを決意。パリで学んだ民間の資本を集める「合本」の仕組みを試すため、「商法会所」を設立する。しかし突然、明治新政府から仕官を命じられて東京へ。まだ、武士の時代を引きずる政府の中で「改正掛」を立ち上げて改革を推し進め、銀行の設立にも奮闘する。そして3年半後、ある決意を胸に辞表を提出。飛び込んだのは、一筋縄ではいかない商人たちがうごめく世界。いよいよ、栄一の目指す民間改革が始まる――。

今回発表された新キャスト13人は、高い志で未来を切り開こうとする栄一に影響を与える、個性豊かなキャラクターたち。

その中で、実業家を演じるのが、「三井組」番頭の神出鬼没で食えない商人・三野村利左衛門役のイッセー尾形、貿易会社「先収会社」の副社長で栄一と共に「東京風帆船会社」を立ち上げる益田孝役の安井順平、栄一が設立した第一国立銀行の株主の小野組番頭・小野善右衛門役の小倉久寛、合本主義を唱える栄一とは互いにひかれ合うも理念が合致せずに決裂し、真っ向から対立する「三菱商会の」創立者・岩崎弥太郎役の中村芝翫。

そして、明治政府の人物として、初代司法卿で司法の近代化を進める江藤新平を増田修一朗、栄一が作った「改正掛」に抜てきされ日本全国の郵便網を確立し「近代郵便の父」と呼ばれる前島密を三浦誠己、「改正掛」の一員として栄一の能力を認めていく玉乃世履を高木渉、大隈重信の妻・大隈綾子を朝倉あきが演じる。

また、成長した栄一の娘・渋沢うた役を小野莉奈、尾高惇忠(田辺誠一)の娘・尾高ゆう役を畑芽育、栄一と交流が生まれる大阪の女中・大内くに役を仁村紗和が務め、ともに大河ドラマ初出演となる3人が登場。さらに、江戸幕府の積立金を使って養育院を設立したいと考え、栄一にかじ取りを依頼する駿府藩の中老・大久保一翁に木場勝己、パリから帰国した栄一が立ち上げた「商法会所」に尽力する茶問屋の萩原四郎兵衛に田中要次が扮(ふん)する。

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