車いすテニス男子の国枝慎吾（３７＝ユニクロ）が１２日、オンライン取材に応じ、２４日に開幕する東京パラリンピックに向けての決意を述べた。
２００４年アテネパラリンピック以降、５大会連続の大舞台となる国枝。０８年北京パラリンピック、１２年ロンドンパラリンピックのシングルスでは２連覇を達成した。近年は手術をした右肘の痛みに悩まされた時期もあったが「こうして東京パラリンピックに第１シードで臨むってことは復帰時には考えられなかった。信じられないところもあるが、苦労をしてきて得たものもある。今回は楽しみですね」と神妙に語った。
自国開催での大一番で狙うのは、もちろん表彰台のテッペン。頂点を争うライバルについては「グランドスラム（四大大会）に出ている８人はみんなチャンスがあると思っている」と語った一方で「金メダルを目指す。シングルスでもダブルスでもチャンスはある。世界１位のランキングで東京パラを迎えることができたのは有力な候補の証しでもある。金メダルが目標です」と力強く宣言した。
