10万株のミソハギ、遊歩道に彩り添える 大田原【動画】

巻川沿いで紅紫色のかれんな花を咲かせるミソハギ=12日午前10時、大田原市中田原

 栃木県大田原市中田原を流れる巻川沿いで盆花として知られるミソハギが見頃を迎え、紅紫色のかれんな花が遊歩道に彩りを添えている。

 地域の有志らでつくる「みそはぎ会」(徳原弘美(とくはらひろみ)代表)が2007年から、県の環境美化活動「愛リバーとちぎ」の一環で植栽。同川に架かる上深田橋から一里塚橋までの約280メートルにわたる両岸で約10万株が咲き誇る。

 同会によると、今年は少雨の影響などで色づきが遅れたものの、曇り空に覆われた12日は存在感を示すかのように鮮やかな色映え。8月いっぱいは見頃が続くといい、ジョギング中の通行人が足を止めて見入る姿も見られた。

 同所、会社員大井雄太郎(おおいゆうたろう)さん(35)は「この花を見ると、今年もお盆が来たなと感じます。心が癒やされます」と目を細めていた。

© 株式会社下野新聞社