進栄軽金株式会社(新潟市中央区)の破産手続開始が決定

株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、進栄軽金株式会社(新潟市中央区 田辺進社長、従業員2人)が7月30日、新潟地裁より破産手続開始決定を受けた。破産管財人には大花真人弁護士(西堀通り法律事務所 新潟市中央区)が選任。負債総額は400万円。

進栄軽金は1980年4月に建具工事を目的に設立された企業で、大手ゼネコンや地元建設業者を中心に受注基盤を固めてきた。主にJR関連の機械室や、沿線施設改修によるシャッター取付工事などで実績を積み、ピーク時となる2002年3月期には、8,782万円の売上高を計上していた。

その後は工事数量の減少に加え、同業他社との競合激化も重なって受注確保に苦戦を強いられ、2020年3月期の売上高は2,062万円にまで減少。売上回復の目途が立たず、後継者不在の体制から事業継続は困難と判断し、資金繰りも限界を達したことから今回の事態に至った。

© にいがた経済新聞