映画「ドライブ・マイ・カー」プレミアイベント 西島秀俊「みんなと会えて幸せな気分」

第74回カンヌ国際映画祭で脚本賞ほか全4冠を受賞した映画「ドライブ・マイ・カー」のプレミア上映イベントが12日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、脚本賞を獲得した濱口竜介監督と、西島秀俊、三浦透子、岡田将生、霧島れいかが登壇した

コロナ禍でのイベント開催とあって冒頭で西島は「カンヌの壮行会以来でみんなと会えて、幸せな気分でいます。みなさんと直接お会いできる機会がなかなかないので、お話できるのが本当にうれしいです」とあいさつ。

MCからカンヌ4冠を獲ったという一報を聞いてどうだったか?と聞かれ岡田は「うれしいですよ……本当に嬉しくて西島さんに初めて連絡しました」と明かす。これを受けて西島は「メールはお互い教えてたんですけど……メール来ないなぁと思っていた」と突っ込むが、やっとメールが来て喜びを伝え合うやり取りができたと明かした。

そして、8月15日に誕生日を迎える岡田にサプライズで、真っ赤な車サーブ900が描かれたフラワーケーキが贈られた。会場の皆からお祝いの拍手をもらった岡田は「俺、誕生日だ!ありがとうございます、なんかすみません……秘密だったんですね、(この演出が)よく見るやつだ!」と、照れながら話し会場の笑いを誘った。

西島からお祝いの言葉として「素晴らしい俳優さんというのはわかってましたけど、(映画を観た)ありとあらゆる人が『岡田君の車の中の演技が凄かった』と言っていて、(共演して)僕も今、すさまじい事が起きてる!なんだこれは!って思いながら演じてました。きっとキャリアの中でベストの演技のひとつだと思います……でも、これからもっともっとすごい俳優さんになっていくと思うので、これを超える演技をしてもらって、それを僕はスクリーンとかテレビとかで“いちファン”として観ていきたいと思います、応援しています!おめでとうございます」と称賛した。

岡田も「そのシーンを超えるお芝居を死ぬまで西島さんに見せよう思います」と誓っていた。

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