パドレス・ダルビッシュが今季最短3回途中5失点KO 球団広報は「腰の張りで降板」

ダルビッシュの異変に監督、トレーナーがマウンドへ(ロイター=USA TODAY Sports)

パドレスのダルビッシュ有投手(33)は12日(日本時間13日)に敵地アリゾナでのダイヤモンドバックス戦に先発登板し、今季最短の2回2/3で降板し、7敗目(7勝)を喫した。1本塁打を含む6安打5失点、4三振1四球だった。打者15人に74球。防御率は3・70。チームは3―12で大敗した。

ダイヤモンドバックス戦は7日(同8日)に本拠地で登板。白星は付かなかったが、7回を4安打2失点、12三振を奪っていた。2点先制してもらった初回、二死一、三塁のピンチを迎えたが、無失点。2回は2三振を奪って三者凡退と順調な立ち上がりだった。

しかし、3回に崩れた。先頭の投手スミスに右前打されると続くロハスは四球。一死後、3番・スミスにスライダーをバットの先で拾われ、右前に落とされた。2点適時二塁打となって2―2の同点。4番・ケリーにはカットボールを詰まりながら右前適時打され、2―3と勝ち越された。さらに5番・ペラルタに外角高めのスプリットを右中間席に運ばれ、2―5と点差を広げられた。二死後、バンメーターに初球を投げた直後にバランスを崩した。ティングラー監督、トレーナーがマウンドへ集まり、降板が決まった。ダルビッシュはベンチに戻る際に下半身をかばうような動きを見せた。球団広報は「腰の張りによる降板」と説明した。

6月21日(同22日)のドジャース戦で7勝目を挙げて以降、ダルビッシュは8試合白星がなく5連敗。7月9日(同10日)から腰と左股関節周辺の張りで10日間の負傷者リストに入っており、今後が心配される。

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