西武が公文ー平良ー増田の新方程式で巻き返し 渡辺GM“公文に何年も前から関心”

渡辺GM(中)と入団会見に臨んだ公文(左)と平沼(球団提供)

日本ハムと2対2の交換トレードを成立させた西武が13日、公文克彦投手(29)、平沼翔太内野手(23)の入団会見を行った。

平良、増田につなぐ貴重な左の中継ぎとして期待のかかる公文は「連絡が来たときは驚きましたが、チャンスをもらったということで、しっかり成績を残せるように頑張りたいと思います。ライオンズは強力な打線のイメージがありますし、自分は与えられた場面でしっかり投げて結果を残すだけだと思っています。後半戦が始まりましたが、自分の力をしっかり出してチームの勝利に貢献できるように頑張っていきます」と心機一転。新天地での活躍を誓った。

一方の平沼も「(今回のトレードは)チャンスだと思いますし、ひとりの野球選手としてスキルアップできるいい機会だと感じています。今はやる気と期待でいっぱいです。ライオンズは、指導者の方も含め、内野のスペシャリストが多いチームなので、これからすごく楽しみです。リーグ優勝、そして日本一を目指してやるだけなので、今日からまた必死に頑張りたいと思います」と意気込みを語った。

渡辺久信GMは「今のチームの戦力分析の中で左の中継ぎピッチャーの枚数が足りない。そのスペシャリストとして公文は何年も前から(調査の視点で)見ていた。内野手の平沼もユーティリティーとしていろんなポジションを任せられるというところとバッティングにも魅力を感じている」とそれぞれに対する期待を語った。

今季は増田の二軍落ち、ギャレットの不振などで頼みのブルペンは平良の1本柱状態。手薄だった左の中継ぎに追いかけてきた最上級の左腕が加わり公文ー平良ー増田の新方程式で巻き返しを図りたい西武だ。

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