『フィールド・オブ・ドリームス』が現実に!? MLBの試合が映画のロケ地で開催!ホワイトソックス対ヤンキース戦は映画さながらの奇跡の大逆転劇!?

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ケビン・コスナー主演映画『フィールド・オブ・ドリームス』(1989年)のロケ地であるアイオワ州ダイアーズビルで、ホワイトソックス対ヤンキース戦が行われた。ホワイトソックスが9-8で映画さながらの逆転サヨナラ勝ちをおさめた。

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アカデミー賞で作品賞をはじめとする3部門にノミネートされた映画『フィールド・オブ・ドリームス』は、コスナー演じる農夫のレイ・キンセラが、「それを造れば、彼が来る」という不思議な声を耳にしたことから、収入源であったとうもろこし畑に小さな野球場を建設するという物語。今でも野球映画の名作として人気を集め、舞台としてつくられた球場は観光地となっている。

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MLBは、2020年に「フィールド・オブ・ドリームス・ゲーム」と題した公式戦の開催を発表。同作ロケ地であり、トウモロコシ畑の隣に、その日のためだけに作られた特設球場で、シカゴ・ホワイトソックスとニューヨーク・ヤンキースの公式戦が開催されることになったのだ。新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期になっていたものの、1年越しについに実現した。

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開会式では主演のコスナーが登場し、「ここは天国か」と有名なセリフを観客に呼びかける場面もあった。両チームの選手は、映画を再現するかのようにとうもろこし畑から登場した。試合は、両チームからとうもろこし畑に8本もの本塁打が放たれるという大混戦に。ホワイトソックスのホセ・アブレイユが初回本塁打を放つと、3回にヤンキースのアーロン・ジャッジが逆転3ラン。ジャッジは9回にも2ランを放ち、ヤンキースが4点を奪って8-7とリード。しかしその裏、ホワイトソックスのティム・アンダーソンが逆転サヨナラ2ラン。試合はホワイトソックスが9-8で勝利をおさめた。

ホワイトソックスの投手、リアム・ヘンドリクスは「試合用のズボンを履いていたから、とうもろこし畑では汚れないように気をつけていたよ。それ以外は最高だったね。とうもろこし畑を走ることは何よりも楽しみにしていたよ。近い将来、Instagramで私をフォローしている人は、トウモロコシの写真にうんざりすることになるだろうね。今の僕はすべてをトウモロコシに関連づけたい気分だから」とコメントしていた。

2022年8月には「フィールド・オブ・ドリームス・ゲーム」の第2弾が行われる。参加チームは現在のところ未定だ。続報に期待したい。

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