川崎臨海部へ着席特急バス「浮島ライナー」 臨港バス、16日から実証運行

実証実験での使用を想定する大型バス(川崎鶴見臨港バス提供)

 川崎鶴見臨港バス(川崎市川崎区)は16日から、川崎駅前─浮島バスターミナル間で、特急着席バス「浮島ライナー」の実証実験を始める。「密」を避けられる49人の定員制で、途中の停留所は5つに絞って乗車時間も短縮。新型コロナウイルス感染防止の観点から、従来の路線バスと比べてニーズが高まるのか注目される。

 運行するのは川崎駅東口午前6時半、同7時10分、同7時50分発の3本で、いずれも浮島バスターミナル行き。途中で停車するのは(1)キングスカイフロント入口(2)浮島橋西(3)東芝エネルギーシステムズ浜川崎工場前(4)浮島町五番地(5)浮島町十番地ーで、他は通過する。夕方便は運行しない。

 来年2月15日まで平日のみ運行。各便の定員49人に達し次第締め切る。運賃は大人340円、子ども170円。定期券利用者は大人130円で乗車できる。問い合わせは、同社運輸部電話044(280)3462。

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