リバプール・南野拓実 プレシーズン絶好調でも攻撃陣 “6番手争い”

南野(左から2人目)も好アピールが続いているが…(ロイター)

イングランド・プレミアリーグのリバプールに所属する日本代表MF南野拓実(26)が、プレシーズンマッチの絶好調で攻撃陣の〝6番手争い〟に浮上した。

南野はプレシーズンマッチで3試合連続ゴールを奪うなど猛アピールを続けている。そうした中で、リバプール専門メディア「アンフィールドインデックス」が今季開幕戦となる14日のノリッジ戦を前に、最新の状況を分析した。

「FWディボック・オリギとFWジェルダン・シャキリの退団が差し迫っているように見え、タキ(南野の愛称)がトップチームのグループに近づきつつある」と指摘。名門での出場機会増に期待を寄せた。

とはいえ、世界屈指の強豪だけに競争は非常に激しい。「FWモハメド・サラー、FWサディオ・マネ、FWロベルト・フィルミーノの3人は通常どおりスタメンに入る。そしてFWディオゴ・ジョッタが見事にサポートする」とレギュラー格は4人に確定。さらに「MFハーベイ・エリオットとMFアレックスオックスレイド・チェンバレンがどちらもMFとFWの両方の役割を果たす」と指摘する。

エリオットはリバプールが将来の大黒柱と期待する逸材で、今季は重点的に起用していく方針。南野はベンチ入りのボーダーラインとなる攻撃陣の6番手をチェンバレンと争う構図のようだ。

評価を上げている南野だが、名門ならではの厳しいサバイバルに直面しているのも事実。少ないチャンスをものにしてのし上がっていくしかない。

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