【新型コロナ】13日の神奈川、3人死亡2281人感染 横浜でクラスター

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で13日、新たに3人の死亡と、10歳未満~90代の男女2281人の感染が新たに確認された。うち1548人の感染経路が不明。県内の1日当たりの新規感染者数は今月9日(2166人)を上回り、過去最多を更新した。

 死亡した横浜市の70代男性は7月16日に自宅で意識がもうろうとしているのを親族が発見し、救急搬送。入院時の検査で陽性と判明した。心臓などに基礎疾患があったという。相模原市の60代男性は今月11日、市内の病院に救急搬送されたが同日に亡くなり、その後、陽性が判明した。基礎疾患があったという。

 茅ケ崎市の90代女性は、新型コロナ以外の疾患でクラスター(感染者集団)が発生した市内医療施設に入院中の7月26日に陽性が判明。当初は無症状だったが今月12日に死亡した。

 横浜ほうゆう病院(横浜市旭区)で患者6人と職員2人の計8人の感染が判明。同病院ではこれまでに2人の感染が判明しており、市はクラスターと認定した。

 クラスターが発生している海老名市の海老名総合病院では、新たに入院患者3人の感染が判明し、感染者は計60人になった。

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 県は13日、県内で既に公表されている新型コロナウイルス感染者のうち、810人がインド由来のデルタ株に感染していた疑いがあると発表した。

 在日米海軍横須賀基地司令部は13日、同基地で10日以降新たに20人の感染を確認したと発表した。

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