広島県、広島市に再び『大雨特別警報』 命を守る行動を

 気象庁は14日(土)午後0時41分、広島県の広島市に「大雨特別警報」を発表した。
 直ちに、命を守る行動が必要な「警戒レベル5」に相当する情報で、すでに災害が起きているおそれもある。
 命を守るために最善を尽くさなければならない状況のため、最大級の警戒が必要だ。

大雨特別警報の発表状況(14日(土)午後1時50分時点)

・広島県
 広島市

・福岡県
 福岡市、那珂川市、久留米市、小郡市、うきは市、
 朝倉市、大牟田市、八女市、大川市、みやま市、大木町

・佐賀県
 佐賀市、多久市、小城市、鳥栖市、神埼市、吉野ヶ里町、
 みやき町、武雄市、大町町、江北町、白石町、鹿島市、嬉野市、有田町

・長崎県
 長崎市、西海市(江島・平島を除く)、
 佐世保市(宇久地域を除く)、東彼杵町、川棚町、波佐見町

 西日本では停滞する前線に向かって非常に暖かく湿った空気が流れ込む状況が続き、特に九州北部や中国で記録的な大雨となっている。
 降り始めからの雨量は平年8月の1か月分の約2倍から3倍に達している地点もあり、各地で川の氾濫や土砂災害、低地の浸水など被害が発生している。
 広島県ではきのう13日(金)午前に大雨特別警報が発表され、江の川上流で氾濫も発生した。
 その後、雨の降り方が弱まったことから大雨警報に切り替えられていたが、きょうになって再び雨が強まり土砂災害の危険性が非常に高くなったことから大雨特別警報の発表となった。

 広島県ではあす15日(日)朝にかけて激しい雨が続くおそれがあることから、土砂災害や河川の氾濫などに厳重に警戒。
 既に避難が困難な状況の場合は、建物の2階以上で山の斜面から離れた部屋に移動するなど、命を守る行動が必要となる。

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