波乱万丈だった窪塚洋介の19年間

俳優の窪塚洋介、女優の河合優実らが先ごろ、都内で行われた縦型動画プラットフォーム「LINE NEWS VISION」の2周年記念ドラマ「上下関係」(配信中、全10回)の完成披露発表会に出席したことを、各メディアが報じた。

上下関係に厳しい田舎から上京した本田小夏(河合)が、アパートに住むクセのある“下層”の人間たちとの間で起こる不可解な事件を通し、驚愕の真実と直面するミステリードラマ。窪塚はアパートの屋上で優雅に過ごす謎の男を演じている。

各メディアによると、窪塚のドラマ主演は「ロング・ラブレター~漂流教室~」(フジテレビ)以来19年ぶり。「浦島太郎みたい。そんなに経っていたのか」と笑い、「座長をやることの責任や楽しさ、現場を作って役を演じることが出来るので、そこを楽しんでいた」と話したという。

さかのぼること19年前、窪塚は前年に公開された主演映画「GO」で「日本アカデミー賞」で新人俳優賞と最優秀主演男優賞を受賞、その後の映画も多くの映画賞を受賞し勢いに乗っていた。

03年に一般人の女性と結婚。同年、すでに芸能界デビューしている長男の窪塚愛流が誕生した。

しかし、好事魔多し、04年6月、自宅マンションの9階から転落する事故で一時重体になるが、奇跡的に一命を取り留めた。「転落時の記憶がまったくなかったようで、いまだになぜ事故が起こったかについては本人の口から語られていないまま。当時はいろんなうわさが飛び交った」(ベテラン芸能記者)

05年に芸能界に復帰。12年6月に離婚したが親権は窪塚が持ち、15年12月にレゲエダンサーの菅原優香と再婚。17年6月に窪塚にとっての第2子の女児が誕生した。

昨年公開のドキュメンタリー映画「プラネティスト」で愛流と共演を果たした。

「事故後、なかなかテレビドラマからはお呼びがかからなくなったが、映画を中心にコンスタントに仕事をこなしている。いろいろあったが、いい意味で若いころよりも落ち着いた。もし、転落事故で休養し自分と向き合うことがなかったら、イケイケで突っ走っていたかもしれない」(映画業界関係者)

久々のテレビドラマ復帰が期待される。

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