東京五輪の陸上男子100メートルと400メートルリレーで金メダルを獲得したラモントマルチェル・ヤコブス(26=イタリア)が、英国陸上選手のドーピング疑惑を受けてコメントした。
男子400メートルリレーで銀メダルに輝いた英国のチジンドゥ・ウジャが、ドーピング違反の疑いがあるとして暫定資格停止処分を課せられた。英メディア「デイリーミラー」によると、これにヤコブスは「ウジャの報道を見て、他人を攻撃する人はまず自分たちの母国を調べてからそうした方がいいと思い、笑ってしまった」と反応したという。
無名のスプリンターだった自身は、東京五輪で欧州記録となる9秒80をマークして一躍ブレーク。ただ、そのせいで各国のメディアの間からドーピング疑惑を指摘された。ところが、実際に行っていたとされたのは別の選手。根も葉もない噂だけで他人を傷つけるのは慎むべきだと訴えたいようだ。