【関屋記念】ロータスランドが夏マイルチャンプに王手をかける内強襲V 田辺「狙ってラチ沿いを走らせました」

夏マイルチャンプに王手をかけたロータスランド。左は田辺

15日の新潟競馬場で行われたサマーマイルシリーズ第3戦・GⅢ関屋記念(芝1600メートル)は、田辺裕信騎手騎乗のロータスランド(牝4・辻野厩舎)が直線最内を強襲して3度目の挑戦で重賞タイトルを初めて獲得した。管理する辻野調教師も重賞初勝利。今年3月の開業から5か月でのGⅢ獲得は、師匠・角居元調教師から受け継いだ馬での〝恩返しV〟でもあった。

殊勲の騎乗を見せた田辺騎手は「一頭になるとフワフワすると聞いていたので最後まで気が抜けませんでしたが、そういう馬なのでインを狙ってラチ沿いを走らせました。余力たっぷりに走ってくれました」と作戦が成したことを打ち明けた。

これでサマーマイルシリーズのポイントも最終戦の京成杯AH(9月12日=中山競馬場)を残して20ポイントと、2位(11ポイント)のアンドラステに9ポイント差をつける1位となったロータスランド。夏のマイルチャンプの座もかなり現実的になってきた。

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