黒崎博監督×コウ・モリP、日米コラボ作『映画 太陽の子』制作秘話を語る!

“映画を語る”配信番組「活弁シネマ倶楽部」の最新回は、8月6日に劇場公開を迎える『映画 太陽の子』。MCは映画ライターのSYOが担当し、本作を手がけた黒崎博監督・コウ・モリプロデューサーを迎え、10年以上を費やしたという作品の誕生秘話に迫る。 『映画 太陽の子』の舞台は、1945年の夏。原子核爆弾の研究開発を進める京都帝国大学の若き科学者・石村修(柳楽優弥)と幼馴染の朝倉世津(有村架純)、戦地から一時帰郷した修の弟・裕之(三浦春馬)が葛藤の中でもがいていく姿がつづられる。 本作のアイデアは、10年以上前に黒崎監督が広島県内の図書館で、若き科学者がのこした日記の断片と出会ったことから始まる。そこには、日本の学生たちが原子爆弾の開発を行っていたという衝撃の事実がつづられていた。当番組では、黒崎監督が当時を振り返りつつ、コウ・モリプロデューサーとの出会い、撮影や制作の舞台裏を明かしていく。 SYOからは「日本の原爆研究開発」というセンセーショナルな題材についての質問が飛び、黒崎監督とコウ・モリ氏が目指した「日米の描写のバランス」についてのトークが展開。日米のスタッフが意見を交わし、フラットな目線を形成していった過程が語られる。また、撮影においては柳楽・有村・三浦が勢ぞろいした海のシーンや、比叡山に実際に登って撮影したシーンを回想。実験精神あふれる、カメラが役者を追いかける演出の狙いなどを語る。 また、作曲家ニコ・ミューリー(『愛を読むひと』)、サウンドデザイナーのマット・ヴォウレス(『アリー/スター誕生』)、俳優ピーター・ストーメア(『ジョン・ウィック:チャプター2』)といった海外のメンバーとのコラボレーションも。スケジュールが合わないにもかかわらず「どうしてもピーターに出てほしかった」という黒崎監督の粘り腰にコウ・モリ氏が根負けしたというこぼれ話など、このふたりならではの貴重なトークが約1時間にわたって展開する。

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