大坂なおみが大地震のハイチに寄付表明 海外でも大々的に報道

地震で被害を受けたハイチへの寄付を表明した大坂

女子テニスの大坂なおみ(23=日清食品)が、大地震で甚大な被害が出ているハイチに、次戦の「ウエスタン・アンド・サザン・オープン」の賞金を全額寄付すると発表した。

ハイチ西部で起きたマグニチュード7・2の大地震により、少なくとも300人以上が死亡したと同国政府は発表。ハイチ出身の父を持つ大坂は今回の災害を受け、自身のツイッターで「ハイチで起きている惨状を見るのは本当に痛ましい。今週トーナメントに出場する予定で、賞金はすべてハイチの救援活動に寄付します」と16日から始まる大会の賞金を全額寄付することを表明した。

「私たちの祖先の血は強いことを私は知っている」とハイチとの縁を強調し、現地の人々に向けて連帯を呼びかけた。同大会は優勝賞金が25万5220ドル(約2800万円)となっている。

大坂の行動は海外でも大々的に報道されており、米誌「スポーツイラストレーテッド」が「テニススターの大坂なおみが、賞金で救援活動を支援する計画を発表した」と報じるなど大きな注目を集めている。

大坂にとっては父の祖国により多くの支援を行うためにも優勝を狙いたいところだ。

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