巨人が後半戦3連勝!原監督が快進撃支える〝キーマン〟を称賛

スタンドのファンに向かって両手を掲げる原監督

巨人の原辰徳監督(63)が15日に、4―2で勝利し後半戦3連勝スタートを決めた中日戦(東京ドーム)後、快進撃の要因を分析した。

原監督が提唱したテーマ「わっしょいベースボール」の元、終始明るい雰囲気の中で試合を展開したこの日の巨人ナイン。初回に坂本の12号ソロで先制すると、その後も3回にウィーラーの2点適時打、4回に大城の10号ソロで得点を重ねるなど、打線が好調。打者や走者が生還するたび、ベンチ前ではみこしを担ぎあげる新パフォーマンス〝わっしょいポーズ〟を披露し、一塁側ベンチはさながらお祭り状態となっていた。

スローガンを提案した張本人である指揮官は、この〝わっしょいポーズ〟を「僕はまだ見ていないんだけどね」としながらも「ジャイアンツというみこしを前に進めるということですね」と解釈。さらには「結果がね、非常にいい方向に来ているので、いい結果が出ているのでそう見える。どういう形であってもね、このスタイルというのは崩したくないですね」と、充実の表情を見せた。

ただ、3連勝の要因はこの〝わっしょいパワー〟だけではなさそうだ。原監督は「若林の1戦目の一発が大きかったですね。そういう何か起死回生的なものが出ないと、やっぱりなかなかこういう3つ勝つというのは難しいことでしょうね」と指摘。カード頭となった13日の試合で1点ビハインドの8回に代打同点弾を放ち、その後の勝ち越しにつなげた若林晃弘内野手(27)の本塁打を、チーム好調の理由に挙げた。

このカードで若林は7打数4安打2打点と、まさに絶好調。指揮官からの期待も大きい男が、後半戦のキーマンとなっていくことは間違いなさそうだ。

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