筒香嘉智がドジャース傘下AAA級オクラホマシティからリリース

日本時間8月15日、ドジャース傘下AAA級オクラホマシティでプレーしていた筒香嘉智が球団からリリース(解雇)されたことが明らかになった。筒香は今年5月にレイズからDFAとなり、トレードでドジャースへ移籍。6月に右ふくらはぎ痛で故障者リスト入りし、マイナーでのリハビリ出場の期限が切れるタイミングでロースターの40人枠から外されてAAA級でプレーを続けていた。今後はフリーエージェントの立場となり、新たな所属先を探すことになる。

現在29歳の筒香は今季がメジャー2年目のシーズン。レイズとドジャースの2球団合計で38試合に出場し、打率.155、0本塁打、7打点、OPS.451という寂しい成績に終わった。マイナーのAAA級では43試合に出場して打率.257、10本塁打、32打点、OPS.868を記録。特に8月に入ってからは10試合で打率.387、2本塁打、11打点、OPS1.141の好成績を残すなど、取り組んできた打撃改造の成果が出始めていただけに、予想外のタイミングでのリリースということになった。

トレード期限を過ぎた8月以降もメジャーのロースターの40人枠に登録されていない選手はトレードできるため、もし他球団から「筒香がほしい」と声が掛かっていたのであれば、ドジャースは筒香をトレードで放出することもできた。しかし、ドジャースはリリースという形を選択。打撃改造の成果が出始めていた筒香だが、ドジャースは「自軍には不要」と判断したのだろうか。

一方、筒香のほうからリリースを希望した可能性もある。「ドジャースではメジャー再昇格の可能性が低い」と判断し、「一旦フリーエージェントになって改めて所属先を探したい」と考えたのかもしれない。双方の思惑がわからない以上、現時点では憶測の域を出ないが、筒香が自由に新たな所属先を探せる立場になったことだけは事実。今後は日本球界復帰の可能性も含め、筒香の行方が注目されることになりそうだ。

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