【全日本】怒れる芦野が陰湿ファイターを制裁で「Tシャツ屋さんに負けちゃったね」

青柳を攻める芦野

全日本プロレスの王道トーナメントが15日の新宿フェイス大会で開幕し、〝一人アンファンテリブル〟芦野祥太郎(31)が〝陰湿ファイター〟青柳優馬を叩きのめした。

試合は事前に交わされたSNS上でのやりとりから不穏だった。芦野はフリーとして全日本に参戦しているが、売店に積極的に立つことを揶揄する青柳から「Tシャツ屋さん」と呼ばれてやりとりが過熱。さらに入場ではシャツの両サイドをカットして頭を通す芦野のスタイルを青柳にまねされ挑発された。

ゴングの前から芦野の表情筋は怒りでひきつっており、青柳の挑発は成功したに思われた。しかし芦野が怒とうの攻めで押し込み、最後はTボーンスープレックスで怒りの3カウントを奪った。

試合後、芦野は「青柳君、Tシャツ屋さんに負けちゃったねえ」としてやったり。さらに「俺はフリーとして全日本のトップを取るから。所属で生え抜きでやっていくのはすごいと思うけど、俺は団体(W―1)がなくなったから」とプライドをにじませる。そして「俺はどんなデカい相手でも投げられるように今努力しているから。石川修司だろうが、諏訪魔さんだろうが。次(2回戦)はゼウスか。関節で全部封じてやる。所属全員倒す!」と高らかに宣言した。

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