“元ホームレス”CHIHARUがDaiGo断罪 「高額納税しているから上とか、関係ないです」

思いを語ったCHIHARU

メンタリストのDaiGoがホームレス生活者や生活保護者の命を軽視するような発言を行ったことについて、〝元ホームレス少女〟が怒っている。元ホームレスでモデルのCHIHARUはこう語る。

「『ホームレスの命はどうでもいい』という発言ですが、命に軽い重い、小さい大きいはないと思います。『臭い』って言わないでください。おふろに入るお金がないのです。洗濯機がないのです。DaiGoさんもおふろに入らなければ、同じにおいになります。なるべく迷惑のかからない場所で寝てます。だけど、寒かったり、暑かったり、大雨が降ったら屋根のある場所に移動します。自分の命を守るためです」

また、DaiGoの「言ってはいけない法律はない」との発言について、こう指摘する。

「法律がなければ何をしてもいいわけではなく、自分の発言で心が傷つく人がいるなら、控えられた方がいいと思います。ホームレスは必要ないというのではなく、ホームレスになってしまう社会をつくらないことが大切ではないでしょうか。ホームレスが下とか、高額納税しているから上とか、関係ないです。やっていることや立場は違えど、みんな同じ人間なんです」

CHIHARUは16歳の時に家出。ホームレスとなり、ゴミをあさりながら空腹をしのぐ日々を送った。生きるためにはお金が必要と、水商売の道へ。売れっ子ホステスとなるも、人を助けるために他人の借金を背負い、働いて返済。その後、セレブ男性と結婚するも離婚。現在、2児のシングルマザーでモデルとして活動している。

そのCHIHARUは、未婚枠で「第32回 ミスバージリアコンテスト2021」(11月、米カリフォルニア州)に挑戦する。現在、「世界No.1の美の舞台」への挑戦というクラウドファウンディングを展開中だ。「40歳という節目の年。シングルマザーでも本気になったらなんでもできる! そんなメッセージを届けるために、世界の舞台へと挑戦します!」とCHIHARUは話している。

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