パドレス・ダルビッシュ有 腰の張りで今季2度目の故障者リスト入り

日本時間8月16日、パドレスは前回登板で腰の張りを訴えて3回途中でマウンドを降りていたダルビッシュ有を10日間の故障者リストに登録したことを発表した。ダルビッシュは同13日のダイヤモンドバックス戦に先発したものの、3回途中6安打5失点と打ち込まれ、腰の張りを訴えて早期降板。それから3日が経過し、故障者リスト入りという判断が下された。ダルビッシュは前半戦終了時にも股関節の炎症で戦列を離れており、故障者リスト入りは今季2度目となる。

現在34歳のダルビッシュはパドレス移籍1年目の今季、ここまで23試合に先発して131回1/3を投げ、7勝7敗、防御率3.70、158奪三振をマーク。6月末までの16先発で7勝2敗、防御率2.44の好成績を残していたが、7月以降の7先発では0勝5敗、防御率7.13と苦しいピッチングが続いており、日本時間6月22日のドジャース戦を最後に2ヶ月近く白星から遠ざかっている。

ナ・リーグ西部地区の優勝争いでジャイアンツとドジャースを追う立場にあり、ワイルドカード争いでもレッズなどに猛追されているパドレスにとって、エース格のダルビッシュの離脱は大きな痛手。ディネルソン・ラメットとクリス・パダックの両右腕も故障者リスト入りしており、先発ローテーションはブレイク・スネル、ジョー・マスグローブ、ライアン・ウェザースの3枠しか埋まっていない状況だ。今後はブルペンデーなどを積極的に活用しながら、故障者の戦列復帰を待つことになるだろう。

また、地元紙「サンディエゴ・ユニオン・トリビューン」のケビン・エイシー記者によると、パドレスが球団外部からの先発投手の補強も検討しているという。先日カブスからリリースされたばかりのジェイク・アリエタなどが候補に挙がっているようだ。とはいえ、元サイ・ヤング賞投手のアリエタは今季ここまで20先発で5勝11敗、防御率6.88と大不振。過度な期待はしないほうがいいかもしれない。

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