帰省を控えた学生へ、鳥取県がふるさとの品送付 9月末まで募集

鳥取県は、新型コロナウイルス感染拡大でふるさとへの帰省を断念した鳥取県出身の学生らに対し、県産品を送る事業を始めた。先着5,000人に平井伸治知事の応援メッセージを添えて送る。

鳥取県によると、事業名は「『#よきよき鳥取』おうちにお届け!仕送り便」。鳥取県内の就職情報を扱うアプリケーション「とりふる」から申し込めば、県産の星空米と大山ビーフカレー、らっきょう漬けのセットか、二十世紀ゼリー、おからかりんとう、二十世紀梨キャラメル、因幡の白うさぎ、大風呂敷など鳥取の銘菓セットが送られる。

対象者は県内の大学、短期大学、高等専門学校、専門学校への進学者と、県内の高校を卒業して県外の大学へ進学した学生。国外居住者や既卒者は対象外となる。募集期間は9月末まで。

発送は鳥取県鳥取市末広温泉町の鳥取県物産協会で、作業を同協会に委託したうえで、鳥取県ふるさと人口政策課の職員立ち会いの下でスタートしている。初回は8月10日、準備が完了したものから順次、発送している。

新型コロナの感染者が東京五輪の開催期間中から全国的に急拡大し、過去最大の感染爆発状態になっている。鳥取県の累計感染者数は全国の都道府県で島根県に次いで2番目に少ないが、帰省自粛の呼びかけに応じた学生が少なくないとみられ、下宿先にとどまる学生らを応援しようと企画された。

参考:

【鳥取県】「『#よきよき鳥取』おうちにお届け!仕送り便」の初回発送の実施

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