エンゼルス・イートンがDFA マドン監督「外野手より投手が必要」

日本時間8月16日、エンゼルスはシーズン途中で獲得した外野手のアダム・イートンをDFAとし、AAA級ソルトレイクからリリーフ右腕のジェームス・ホイトを昇格させたことを発表した。エンゼルスのジョー・マドン監督はイートンが構想外となった理由を「今季の残り試合は外野手よりも投手が必要だ」と説明している。イートンがロースターから外れたことにより、エンゼルスの外野はマイク・トラウト復帰までのあいだ、左翼ジャスティン・アップトン、中堅ブランドン・マーシュ、右翼ジョー・アデルの布陣がメインとなりそうだ。

現在32歳のイートンは昨季まで4年間在籍したナショナルズからFAとなり、1年800万ドルで古巣ホワイトソックスと契約。ところが、58試合に出場して打率.201、5本塁打、28打点、2盗塁、OPS.642と低迷し、日本時間7月8日にDFAとなり、同14日にはホワイトソックスからリリースされた。

リリースの翌日、エンゼルスは人材が不足していた外野手の補強としてイートンと契約。ところが、移籍後も25試合で打率.200、1本塁打、2打点、1盗塁、OPS.509と状態が上向くことはなかった。エンゼルスはアデルをメジャーへ昇格させた際に、外野3枠のうち2枠はアデルとマーシュの両プロスペクトを起用し、残り1枠はアップトンとイートンを併用するプランであることを明らかにしていたが、投手を増やしたい状況のなかで、イートンをロースターに残しておく必要はないと判断したようだ。

イートンの今季の年俸はホワイトソックスに支払い義務があるため、エンゼルスがそうだったように、他球団はメジャー最低保証年俸の日割り分を負担するだけでイートンを獲得することができる。かつては俊足好守かつ高出塁率の外野手として活躍し、ナショナルズ時代の2019年にはワールドシリーズ制覇も経験したイートンだが、次の所属先を見つけることはできるだろうか。

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