【高校野球】長崎商が69年ぶりの甲子園勝利、熊本工を下し聖地で校歌 創部101年迎える古豪

長崎商が熊本工を下し69年ぶり甲子園で勝利【写真:共同通信社】

69年前の1952年夏は2勝しベスト8進出

第103回全国高校野球選手権は16日、阪神甲子園球場で第4日を行った。第1試合では5年ぶり8度目の出場となる長崎商(長崎)が熊本工(熊本)を8-4で破り2回戦へコマを進めた。長崎商にとっては、8強に進出した1952年夏以来、実に69年ぶりの甲子園勝利だ。

試合は熊本工が初回に2点を先制したものの、長崎商は直後に「3番・中堅」の大町航太(3年)の適時打、「6番・右翼」の松井心助(3年)の左翼線への適時二塁打、「7番・一塁」の鬼塚陸人(3年)も右前に適時打を放ち、3点を奪い逆転。同点に追いつかれた3回には、1死二塁から松井が右前適時打して勝ち越した。その後も加点し、先発の城戸悠希(3年)、から2番手の田村琉登(3年)への投手リレーでリードを守り切った。

長崎商野球部は1920年に誕生、甲子園球場が完成した翌年の1925年の選手権に初出場している。過去春夏合わせ9度の甲子園で4勝を上げている。最高成績は1952年夏の8強。(羽鳥慶太 / Keita Hatori)

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