買い物ついでに資産づくりや相続相談 横浜高島屋が9月に窓口開設、全国3店目

横浜高島屋にオープンする「タカシマヤファイナンシャルカウンター」のイメージ(同店提供)

 横浜高島屋(横浜市西区)は9月1日、資産づくりや相続などの相談を無料で受け付ける「タカシマヤファイナンシャルカウンター」を7階にオープンする。高島屋では日本橋、大阪に次いで3店舗目の試み。百貨店で金融事業を展開することで、さらなる顧客満足度の向上につなげる考えだ。

 高島屋の子会社、高島屋ファイナンシャル・パートナーズ(東京都)が運営。専門の相談員が、客の相談内容に応じた資産形成のアドバイスなどに取り組みながら、保険や投資信託といった金融商品の販売代理や仲介も行う。

 「人生100年時代」とされる中、将来を見据えた資産の運用や形成を意識している人たちを想定したもので、相談をきっかけに、来店客との継続的な関係性の構築も目指す。

 個別相談室を設置するなど、相談しやすい環境を整備。買い物客らが気軽に、安心して利用できるようにしていく方針だ。

 同店の担当者は「資産形成は、幅広い年齢層が関心を持っているテーマ。それぞれの人に適した対応をしていくことを心掛ける」と話している。

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