つながろう俳句で、つなげよう季語を!『別冊NHK俳句 脳活! まいにち俳句パズル 秋冬編』発売!

人気バラエティ番組「プレバト!!」での俳句才能査定ランキングコーナーをきっかけに、 今や俳人だけではなく、 芸能人や一般の人にとっても身近な文芸となった俳句。 5・7・5のわずか17音で、 さまざまな世界を想像させる俳句の底力に心奪われている方も多いのではないだろうか。 俳句の奥深い魅力をしっかりと味わうために欠かせないのが、 数々の季語たちと綺羅星のような名句の世界を知っておくことだ。 名句は、 読者を一瞬にしてその作者や作者の時代の文化、 暮らし、 人生、 自然界とつなげてくれる。 名句や季語を一つ一つ知ることが、 豊かな人生を歩む杖になってくれることだろう。 例えば「台風」は、 歳時記(季語の辞典)では「野分(のわき)」という風雅な呼び名の季語として載っている。 <吹かれきし野分の蜂にさゝれたり 星野立子(ほしのたつこ)>は、 運の悪いことに台風の風に飛ばされてきた蜂にちくりとさされてしまった、 という意味。 ユニークだが、 野分が蜂に姿を変えて襲い掛かってきたような感じも魅力。 例えば「抜け毛」も、 歳時記での「木の葉髪(このはがみ)」という季語の名を知ると、 ゆかしく思える。 <木の葉髪一生(ひとよ)を賭けしなにもなし 西島麦南(にしじまばくなん)>は、 抜け家を眺めながらの晩年の述懐の一句で、 一生を賭けて一つのことを突き詰めることがなかったという感慨の呟きに、 多くの人が共感されるのではないだろうか。

旅に出掛けられない、 人と会えない今こそおすすめしたいのが、 季語と名句の世界を旅する「俳句パズル」。 NHKテレビテキスト「NHK俳句」誌で10年以上続く人気パズル連載に、 新作巨大パズルと名句&季語解説を加えたパズル本が発売。 季語となっている言葉をつなげることで正解探しにチャレンジする新しいジャンルの学習パズル本。 脳トレ、 俳句力アップに確実につながる。 パズルはクロスワード、 スケルトン、 シークワーズ、 読み方スケルトンの4種類、 秋と冬で50問、 後日発売の春夏編で50問。 100問解けば100の名句と季語が身につく。 わかりやすい解説で季語と名句の世界をナビゲートするのは高柳克弘(俳人)。 学んだ季語を使って俳句を書き込むスペースや、 「脳活まちがいさがし」もあるので、 たっぷりまいにち楽しめる。 スペシャルとじ込み付録「正岡子規の名句パズル」(解説:神野紗希)では、 正岡子規の俳句人生を丸ごと解説。俳句好き、 パズル好き、 どちらも満足の本書は、 脳活・脳トレにもぴったり。

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