インマルサットがIoT、安全性、基幹業務用接続のための世界的ネットワークのELERAでさらなる飛躍を遂げる

Inmarsat ELERA(インマルサット・エレラ)は、世界を変える技術の次なる波の触媒となり、モノのインターネットや毎年接続される何十億台ものデバイスに最適。

Inmarsat ELERAは、インマルサットのLバンド衛星サービスにおける世界的なリーダーシップが基盤。このサービスは、比類なきLバンド速度と最小・最低コストのユーザー端末を実現する画期的な技術を活用しており、インマルサットの信頼性、回復力、可用性の実績に裏打ちされている。

Inmarsat ELERAは、世界中の企業や政府機関から既に信頼されている必須サービスを提供して、人・資産・データと私たちの環境を保護しながら、業務の効率と有効性を高めることで、今後数十年にわたって世界が一層うまく機能できるように貢献。

ELERAは、GEO、LEO、5Gを調和のとれた1つのソリューションに統合する世界初のネットワークであるInmarsat ORCHESTRA(インマルサット・オーケストラ)の重要な構成要素となる。

ロンドン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- インマルサットは本日、この2週間で2回目となる重要な発表として、Inmarsat ELERA(インマルサット・エレラ)を発表します。この世界的な狭帯域ネットワークは、急速な進展を見せるモノのインターネット(IoT)の分野に加え、グローバルモビリティー分野の顧客(航空、海運、政府、一部の企業など)に最適です。

インマルサットのラジーブ・スリ最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「ELERAは、ネットワーク接続されたIoTの分野のニーズを満たす上でうってつけです。世界規模の展開範囲、桁外れの耐障害性、一層の高速化、さらに小型化・低コスト化した端末はすべて、当社のお客様のニーズに応えるために当社が常に他社の先を行くことを保証するものとして機能します。」

「ELERAは、当社が真の勢いを持ち、新たな革新と好調な業績を実現できる企業であることを示すさらなる証拠です。インマルサットは前年と比べて2021年に力強い成長を遂げるものと期待しており、この成長は当社のほとんどの事業部門に及ぶと予想しています。当社の前進は上半期に明らかで、売上高とEBITDAの力強い成長、そして堅調なキャッシュフローが見られました。当社はその戦略を先鋭化して、成長の促進、意思決定の迅速化、新たな革新への着手に傾注しており、より商業面に着眼するとともに顧客を中心とした文化の創出にも当たっています。」

ELERAは、移動体衛星サービス(MSS)におけるインマルサットのNo.1の地位を基盤としており、陸・海・空での先駆的な使用例を対象に、その革新に取り組み、その可能性を引き出すとともに、利用の促進と規模拡大を図る上での大きな推進役となります。基盤となっているのは、インマルサットの世界クラスのLバンドネットワークであり、新たな革新成果を取り込みます。これらの革新成果は、高速化から端末の小型・低コスト化、そして(先に発表した)Inmarsat-6衛星(その初号機I-6 F1は年内に打ち上げ予定)にまで及びます。

ELERAは、インマルサットがGEO、LEO、5Gを調和のとれた1つの世界的通信ソリューションに統合した世界初のネットワークであるORCHESTRA(オーケストラ)を発表してからわずか14日後に発表したもので、衛星通信のグローバルモビリティー分野にインマルサットが戦略的に傾注していることを浮き彫りにしています。また、当社が勢いを持ち、大きな技術革新と成長を実現する企業であることも示しています。

ELERAの独自機能は、インマルサットの優れた周波数帯と理想的な適性を持つ当社衛星ネットワークの軌道位置と相まって、自律輸送や無人航空機(UAV)から産業/農業向けIoTアプリケーションまでのあらゆる分野で、新たなIoT使用例の不可欠な触媒となるでしょう。

ELERAの革新

ELERAは、インマルサットの市場有数のLバンドネットワークを基盤としています。このLバンドネットワークは、世界で最も信頼性と柔軟性の高い世界的接続サービスを既に提供しており、あらゆる条件下での独自の回復力と世界規模での完全な冗長性を備えています。世界規模の海上・航空安全サービスや人道的任務から、農業技術、輸送、発電などの公益事業、その他多数のIoTアプリケーションまで、あらゆる分野を支えています。

当社が近い将来に市場投入するために投資している新たな革新領域には、最大1.7MbpsのLバンド速度を実現する周波数帯管理技術、最小のフットプリントと低コストのLバンド端末、これまでに製作された商用通信衛星の中で最大かつ最も高度な新しいLバンド衛星2基が含まれます。

ELERAネットワークに組み込まれている新しい周波数帯管理機能(キャリアアグリゲーションとして知られる)は、世界的に達成可能な中で最速の速度をLバンドの顧客に提供することになり、その能力は世界の他のどのLバンドネットワークをもはるかに凌駕します。

この技術は2022年中に商業航空のお客さまによるライブ試験を開始する予定であり、今後数年間でモビリティー、政府機関、IoTの分野におけるインマルサットのお客さま向けに、分野特有の多様なアプリケーションを対象に本格展開していきます。

また、ELERAでは、Lバンドユーザー向けに最小のフットプリントと低コストの端末を生み出せるものとみており、インフラ、鉄道、物流、鉱業、農業、政府、海事、航空などの分野向けに、クラウドベースの管理をサポートする大規模な衛星通信IoTのための理想的なフレームワークを提供します。

インマルサットは、ELERAネットワークを強化するために、新たに2基の衛星を打ち上げます。2021年末に最初の打ち上げが予定されているI-6衛星は、これまでに製作された商用通信衛星の中で最大かつ最も高度な衛星です。

各I-6衛星のLバンド容量は、インマルサットの第4世代衛星よりも大幅に大きく、ビーム当たり50%増の容量を実現するなどしており、ビームルーティングの柔軟性が無制限に高まることに加え、同じ地域でより多くのデータを伝送できることになります。

またELERAは、インマルサットの音声対応機器ポートフォリオを大幅に拡張し、何十万ものお客さまに新しい機能と革新成果をもたらします。このイニシアチブは、音声サービスの革新を約束した当社の取り組みを示すものであり、衛星経由の携帯型音声サービス市場への長期的な傾倒ぶりを浮き彫りにしています。

インマルサットのラジーブ・スリCEOは、次のように述べています。「ELERAは、インマルサットが今後数年間にわたってIoTやモビリティーの分野におけるお客さまに提供する機能の変革をどのように計画しているかを見事に示しており、Lバンドサービスに対する当社の長期的な傾倒ぶりを確認するものです。私たちは今後、これらの革新的な活動のさらなる詳細をパートナーコミュニティーと共有し、大きな節目を達成するたびに発表する計画を継続していきます。」

ELERAへの投資は既に、インマルサットの現時点での設備投資の計画とガイダンスに盛り込んであります。

以上

編集者への注記

インマルサットについて

インマルサットは、世界規模の移動体衛星通信の世界的リーダー企業です。インマルサットは、世界で最も多様な移動体通信衛星ネットワークの世界的ポートフォリオを所有・運営しており、Lバンド、Kaバンド、Sバンドをカバーする多層の世界的周波数帯ポートフォリオを保有することで、提供するソリューションにおいて比類なき幅と多様性を実現しています。長い歴史を持つインマルサットの世界的販売ネットワークには、世界有数のチャネルパートナーだけでなく、インマルサット独自の強力な直接販売機能も含まれており、エンドツーエンドの顧客サービス保証を実現しています。

当社は、40年以上にわたり、世界で最も信頼できる世界的な移動体衛星通信ネットワークを運用し、業務や任務の遂行に必須の安全・運用アプリケーションを維持しており、他社が真似のできない実績を持っています。また当社は、移動体衛星通信における技術革新を支える主要な推進力であり、多額の投資と技術・製造パートナーの強力なネットワークを通じて、そのリーダーシップを維持しています。

インマルサットは、多様化した分野で事業を営んでおり、その事業戦略のための資金源を有しています。また、海運、政府、航空、企業の分野における衛星通信市場で主導的な地位にあり、世界中の顧客にとって信頼され、迅速に対応でき、質の高いパートナーという一貫した立場で事業を営んでいます。

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