れいわ新選組の山本太郎代表(46)は16日、北海道庁で記者会見し、次期衆院選・北海道ブロックの比例単独に建設設備業・門別芳夫氏(60)の擁立を発表した。
門別氏は北海道岩見沢市在住で、れいわが2019年の参院選で国政政党になった後にボランティアで参加。一般公募をへて、公認された。
門別氏は「政治経験はないが、山本代表の政策にひかれ、れいわとともに人生を歩みたいと決意した。学歴もないし、財産も名誉も地位もないが、なにか役に立てるのならと思って、応募した」と話した。
山本氏は「政治にかかわってこなかった方が手を挙げるのが貴重。まじめという言葉を辞書で引いたら『門別さん』が出てくる」と人柄にもほれ込んだようだ。
れいわが次期衆院選で北海道に候補者を擁立するのは初。当初、小選挙区の北海道1区、12区で独自に候補者を立てる準備をしていたが、野党第1党の立憲民主党に擁立の動きがあり、「小選挙区は今回、見送ることになった」(山本氏)と比例ブロックのみで勝負することになる。