仲村宗悟の“華やかさ”はドラマ『推しの王子様』でも。高い歌唱力と表現力で魅了する

オタク女子の間で話題沸騰中のドラマ『推しの王子様』に2.5次元俳優“三上様”役で出演した仲村宗悟さんに注目が。本記事では、声優として、アーティストとして活躍する仲村宗悟さんの魅力をご紹介します!

フジテレビ系で2021年7月15日から放送中のドラマ『推しの王子様』。

乙女ゲームの制作会社を立ち上げた主人公・泉美(比嘉愛未さん)は、ある日自身が作り上げたゲームの“推し”にそっくりな男性・航(渡邊圭祐さん)と出会います。しかし航は無作法、無教養、無気力という無い物づくしで恋愛経験もゼロ。「私があなたを理想の男性に育てる!」と泉美は一念発起し、航の“育成”を始めることになります。

ドラマには様々な“推し”を持つ人が登場するのですが、泉美の会社につとめているデザイナーの芽衣(徳永えりさん)の推し、“三上様”こと、2.5次元俳優の三上悠太役で声優の仲村宗悟さんが出演しています。

第1話放送後には、ファンから「似てる人いるなと思ったら、仲村宗悟さん本人だった」「めちゃくちゃびっくりした」「エンドロールで一時停止した」と喜びや驚きの声が上がりました。

今回は、そんな仲村宗悟さんについてご紹介します。

仲村宗悟 1stアルバム「NATURAL」画像

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ミュージシャンを目指して上京。高い歌唱力と表現力

仲村宗悟さんは、1988年7月28日生まれの33歳。

ミュージシャンを目指して20歳の時に沖縄から上京したのですが、音楽活動をする中で出会った仲間と舞台を見に行くうちに芝居に興味を持つようになり、2015年の『アイドルマスターSideM』の天道輝役で声優としてデビューしました。

デビュー作で『アイドルマスター』という人気シリーズに出演が決まったこともあり、一気に人気、知名度ともに急上昇。2019年には、第13回声優アワード新人男優賞を受賞、同年には『刀剣乱舞-ONLINE-』に故郷、沖縄にルーツのある北谷菜切役で出演を果たしています。『アイドルマスターSideM』の『DRAMATIC STARS』として今まで数多くの楽曲を披露している仲村さん。元々歌手志望だったこともあり、その歌唱力が高く評価されています。

2019年の『バンダイナムコエンターテインメントフェスティバル』に出演した際には、サプライズで西川貴教さんと『DRAMATIC STARS』の楽曲『DRAMATIC NONFICTION』を歌唱。

「アニキ(西川さん)に負けない声量なのヤバい」と男性アーティストの中でもパワフルな声量がある西川さんに引けを取らない歌唱力を披露し、話題になりました。

そして、仲村さんのもう1つの魅力は、高い表現力にあります。

『アイドルマスターSideM』の天道輝は非常に快活な性格をしているキャラクターなのですが、仲村さんが「天道輝」としてステージ上に現れる際にもキャラクターに負けないほどのパワーと笑顔を見せてくれるので、見ているだけでこちらも元気になれる様な存在です。

2019年の『THE IDOLM@STER SideM PRODUCER MEETING 315 SP@RKLING TIME WITH ALL!!!』で「天道輝」が出演した劇中劇『Cybernetics Wars』を朗読劇で演じた際には、狂気をはらんだ役を熱演し、「ギャップがすごい」「さっきまでニコニコしてた人と思えない」と観客を圧倒しました。

念願のアーティスト活動。華やかさはドラマでも発揮

2019年、仲村さんはCDシングル『Here comes The SUN』を発売し、念願のアーティスト活動を開始。

表題曲は、自身も出演したテレビアニメ『厨病激発ボーイ』のタイアップ曲です。

また、2020年3月に発売した2ndシングル『カラフル』、2021年7月に発売したアルバム『NATURAL』は、表題曲がそれぞれ『スッキリ』(日本テレビ系列)のエンディングテーマに起用されており、着実にアーティストとしても注目を集めています。

2021年2月にはディズニーソングを声優さんや2.5次元舞台で活躍する俳優さんが歌唱するカバーアルバム『声の王子様』の第3弾に参加し、『リトル・マーメイド』で主人公アリエルのお目付け役のセバスチャンが海のすばらしさを歌う『アンダー・ザ・シー』を歌唱。楽曲が元々持っている快活さが仲村さんの歌声によってさらにパワーアップしたような印象を感じる楽曲になっています。

[Official MV] 仲村宗悟 - ナチュラル(日本テレビ系 「スッキリ」 7月テーマソング)

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かつて『アイドルマスターSideM』のライブ公演で仲村さんを拝見した時、「なんて華のある人だろう」と思ったことを覚えています。

もちろん、演じていたキャラクターが明るいということもあったのですが、仲村さん自身から発信されるパワーというか、全力でプロデューサー(観客のこと)を楽しませようとする姿勢に非常に心を打たれました。

前述した『Cybernetics Wars』の朗読劇はダイジェスト版だったのですが、今まであまり見たことのないシリアスな表情に、今でも『Cybernetics Wars』全編の朗読劇を待ち望んでいます。というかこれは『アイドルマスターSideM』全プロデューサーの願いのような気もします……。

そんな仲村さんの持つパワーはドラマ『推しの王子様』でも発揮されているように思います。ドラマでは一瞬の出演であることが多いのですが、仲村さんが映ると画面がパッと華やかになり、目が奪われてしまいます。

“推し”という存在は誰かにとってこんなにも輝いているのだ、ということが体現されているかのようです。

今回ご紹介した以外にも、朗読劇への出演、声優ユニット『GOALOUS5』での活動、2021年10月~11月には初の単独ライブが予定されているなど、活躍の幅を広げている仲村宗悟さん。

声優としても、アーティストとしても、俳優としても、これからますます注目の存在になりそうですね!

(執筆:Sachi.)■ 『ヒプアニ』第3話の感想は?「独歩のミジンコダンス流行りそう」「仲村宗悟の悪役、最高」

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