有村昆〝テレビ生謝罪〟で大誤算 ミソギの清掃会社勤務は「働いている人に失礼」

有村昆

映画コメンテーターの有村昆(45)が16日放送の「バイキングMORE」(フジテレビ系)に生出演し、ラブホ密会報道について謝罪した。司会の坂上忍(54)の追及に加え、女性コメンテーター陣からは総スカンのフルボッコ状態。今回の赤っ恥謝罪で記者会見は免れることになりそうだが、清掃会社で働いて反省してますアピールが新たな波紋を広げてしまった。

有村は今年5月にセクシー女優とのラブホ密会を写真週刊誌に報じられ、下ネタで口説こうとしたが男女の関係には至らなかったという。事実関係を認め芸能活動を3か月、自粛していた。

坂上から改めて事実確認を求められると「これは事実です。よこしまな気持ちはありました」と認めた。コロナ禍における軽率な行動については「女の子と遊びたかった。この一言に尽きて。責任感がなかった」と頭を下げた。さらに坂上から「余罪の中には未遂以外もあったでしょ」と追及されると、「中にはこんな僕なんですけど受け入れてくれた人もいなかったわけではないです」と肉体関係についても認めた。

この日のコメンテーターはアンミカ、野々村友紀子、高橋真麻の女性3人。親交のあるアンミカからは「浮気だけを取ればアホやなと。コロナ禍の中で舞台で初めにクラスターを出して自分自身が新型コロナの苦しみを知ってる。アンタがこうやって遊ぶことで(奥さんや子供に)コロナ感染のリスクがあったということにすごく残念」と失望した様子で話した。野々村は「早くないですか、出てくるの。3か月ですよ。ここでワーと言うのは簡単ですけど、それで禊(みそぎ)が済んだみたいな感じで出られると思ったら、まだ早いんちゃうかな」と突き放した。

フルボッコ状態となった有村だが、なぜ謝罪の場に「バイキングMORE」を選んだのか。そこには「直撃!シンソウ坂上」の手法があるという。「シンソウ――」は、世間を騒がせた人物や事件を直撃する内容で「独占でやる代わりに、決めごとがあったのでは」(テレビ局関係者)。

実際、有村はフルボッコになったものの、坂上が「(記者会見は)もういいんじゃないの。ここまでバイキングでやっちゃったら今さら会見といってもマスコミの人ももう聞いたよってなっちゃうし」と救いの手を差し伸べている。

アンジャッシュの渡部建や俳優の東出昌大のように謝罪会見にはリスクも伴う。番組で話せば「記者に突っ込まれるよりは傷が浅い」(前出の関係者)と、有村側にもメリットがあったと言えそうだ。

ただ、〝誤算〟もあった。有村は自粛期間中に友人の清掃会社でアルバイトをしており「今までやってきたことは本当に間違ってたということを見つめ直す自粛期間にしなければ意味がないと思った。家にずっといても、どうしてもメンタルがやられてしまうので外で無心で何かできることをしたいと思って清掃会社で週4、週5でやってました」と明かした。

坂上から「これ入江君の所じゃないの?」と問われると「カラテカの入江さんの所です」と認めた。坂上から「それはちょっと楽し過ぎ。芸能界のツテなんか使っちゃだめです。もっとちゃんとやるんだったら、同じ芸能界でも、どきどきキャンプのさとみつ(佐藤満春)とか。あの子トイレ掃除やってるから」と指摘されると、深くうなずいていた。

佐藤はツイッターで「有村昆さんいつかトイレ掃除一緒に行くしかないな笑。ただ僕はトイレ掃除のことを禊とか罰ゲームみたいに考えてなくてただ楽しいからやってるだけなのです。結局まだ世の中的にはそういう感覚なんだなー。」と反応。ネット上でも「清掃会社が禊とか、働いてる人に失礼」など新たな波紋を広げてしまった。

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